ラカン

 読み途中の本

ラカン

出:筑摩書店 筑摩学芸文庫
著:フィリップ・ヒル 新宮一成,村田智子 訳


ソクラテスフロイトの流れを汲むらしい。無知の知は大事な要素。
フロイトによる「自我」は無意識あるいは「エス」の外皮のような物で、精神と現実との橋渡しをする。主に無意識からはみ出す欲望による葛藤や矛盾を受けて精神に対して欺瞞を働く。自我による偽の判断を、ラカンは誤認、または無視と呼んだ。
・主体としての人間とそれを代表象するシニフィアンとしての言葉。
シニフィアンは主体を別のシニフィアンに対して代表象する。
シニフィアンシニフィアンという基礎の上に主体が立っているイメージ。これにより、シニフィアンの基礎を通じてのみ人はコミュニティを確立できる。逆に、言葉の意味は流動的であるため、シニフィアンによって意思の疎通が妨げられる事もある。つまり、言語活動によって結び付けられ、かつ分断されている。

・無意識の4つの形成物。症状、日常生活での錯誤、機知、夢。
ここまで。