『ラカン』
昨晩、自我の誤認とシニフィアンによる分断を実感する。
なぜ僕が彼女にあんな態度を取るのか、説明は一瞬でできるが、それを認めない自我は別の理由を大量にでっち上げる。そして都合の良い言葉が次々と頭に浮かび、それを行動に移そうとするとそれを更に否定する自分が現れる。堂々巡りのすえ行動が停止する。何も言えなくなる。
結局ただの我侭なのだ。僕は本当は彼女のことを好きではないのかもしれない。それを無視するための言い訳なのかも。ただ、無意識の欲求は認識し得ないということだから、本当の理由は別にあるのかもしれない。
脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? ~ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史
- 作者: 前野隆司
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