ヨハネスブルク(南ア)金鉱事故

南アの金鉱でエレベーター停止、労働者3200人が閉じこめられる 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
【10月4日 AFP】南アフリカヨハネスブルクJohannesburg)南西の金鉱で4日、停電により地下エレベーターが停止し、労働者3200人が閉じこめられる事故が発生した。負傷者はないもよう。

 事故が発生したのは、ハーモニー・ゴールド・マイニング(Harmony Gold Mining)が運営するCarletonville近くのElandsrand金山。

 南ア通信(Sapa)が伝えた同社広報の話によると、負傷者はなかったが、鉄骨や電気供給コードなど被害が広範に及んだという。

 事故現場では、主要エレベーター1台が落下物により利用できなくなったため、代わりにかごを設置しているという。エレベーターは間もなく利用可能となる見通しだが、30分ごとに300人しか移送できないため、救出作業にはかなりの時間がかかるという。

 金山の責任者は閉じこめられた労働者らとの連絡を確保。また、労働者らの飲料水と換気は確保できているという。

 南ア通信が伝えた同国の鉱山労働者組合「National Union of Mineworkers、NUM」広報担当者の話によると、シャフトは長い間点検されておらず、非常出口はなかったという。また、労働者が閉じこめられている地下2150メートルの深さの気温はセ氏30-40度にも達し、危険だと警告している。

-(c)AFP

【ロンドン=木村正人】南アフリカヨハネスブルクから西へ80キロの金鉱で3日夜、エレベーターを動かす電線が入ったパイプが壊れ、立て坑の底(地下2.2キロ)に3000人以上の作業員が閉じ込められた。英BBC放送が伝えた。


先日、「NY炭鉱の悲劇」を読んだばかりだからちょっと気になった。
 負傷者等はおらず、断線でエレベーターが動かずということでエレベーターが復旧すれば順次救出できるのでしょう。ただ、気温30〜40℃で竪穴の底って結構危ないですよね。
 「みんな、なるべく息をするんじゃない。残りの空気が少ないんだ」という言葉がリアルに発せられているのか、はたまたそんなことは周知で、誰もがひっそりと息を潜め静かに感じられる遠い死と共に、エレベーターが動き出すのを待っているのでしょうかね。