ディストピア映画50選―観た映画

http://snarkerati.com/movie-news/the-top-50-dystopian-movies-of-all-time/

 観たのと観てないのがちょうど半々……まだまだですな。

50. Equilibrium (2002) [リベリオン -反逆者-]
IMDB: 7.7 | Rotten Tomatoes: 4.7 | 平均: 6.2

 「1984」へのオマージュ作品ですよね。"ファーザー"とか、抑圧された世界とか、あまり強調されてはいなかったけど戦時下って設定で。しかし、あの「ガンカタ」アクションは素晴らしい。抑圧の開放がテーマってところで、「ガンカタ」が取り入れられたのでしょうかね?

48. Starship Troopers (1997) [スターシップ・トゥルーパーズ]
IMDB: 6.8 | Rotten Tomatoes: 5.7 | 平均: 6.25

 あんまり良く覚えてないけど、まあデカイ虫との戦闘を繰り返す悲惨な未来だと。

42. I, Robot (2004)
IMDB: 7.0 | Rotten Tomatoes: 6.0 | 平均: 6.5

 少しアクションに偏ってしまったかなと。結局陰謀めいたものになってるし。一応ロボットの葛藤と言う点も押えてはあるが、ちょっとフォーカスがずれてるような。ロボットの支配だけど、支配されそうになって、主人公奮闘で回避して、そもそもその支配を目論んだのが人間……。ぶっちゃけ別にディストピアじゃなくね。まあ、機械に頼る危機感を煽ってるってのは分かりますが。ってか、「マトリックス」の方が「我はロボット」っぽい。

39. Nineteen Eighty-Four (1984) [1984]
IMDB: 7.1 | Rotten Tomatoes: 6.3 | 平均: 6.7

 役者が渋すぎだろ……。原作に忠実すぎて娯楽としては退屈かな。あと、ちょっとウィンストンのヤサグレすぎて緊迫感がそがれるというか、全体でだらっとしてる。SEやBGMは良かった。

38. Artificial Intelligence: AI (2001)
IMDB: 6.8 | Rotten Tomatoes: 6.6 | 平均: 6.7

 結局何が言いたいのか良くわからなかったっす。「我はロボット」オマージュ作品でもあるのか。

37. Silent Running (1972) [サイレント・ランニング]
IMDB: 6.7 | Rotten Tomatoes: 6.7 | 平均: 6.7

 あまり覚えてない。閉鎖空間での心理を描いていたのか?

36. A Scanner Darkly (2006) [スキャナー・ダークリー]
IMDB: 7.2 | Rotten Tomatoes: 6.5 | 平均: 6.85

 只今小説も読進中ですが。金をかけてアニメ処理を行ったかいはあったと思う。クスリと精神科医、更に任務の必然性からの揺さぶりは秀逸。
--10/9追記
 先日読み終わり、改めて感想。現実逃避というのが割りとSFの人気の理由だと思うのだけれど、スキャナー・ダークリーにはそれが出来ない。ものすごく現実的で無力感がどっしりと来る。そしてまあ70'sヒッピーの敗北。この逃避不可の現実感を実写でやるとSFではなくなるんじゃなかろうかと。あまりSF的なアイテムも出てこないし。ただのシリアスドラマになりそうですよね。まあ、それはそれで面白いのかもとは思いますが。

35. Escape from New York (1981) [ニューヨーク1997]
IMDB: 6.9 | Rotten Tomatoes: 6.8 | 平均: 6.85

 K氏による80's特集の一環で観た。流刑島がNYというところですか。K氏によると、特にこの時代、夜の街路のシーンでは路面に水を撒き照明を当てて光らせるということをよくやっていたそうな。個人的には雨上がりのロンドンっぽさでも出したいのかなと。ちょっとハードボイルドというか退廃的なイメージ。

30. Dark City (1998) [ダークシティ]
IMDB: 7.7 | Rotten Tomatoes: 6.7 | 平均: 7.2

 これはなかなかと言うか、なんと言うか。後半サイキックバトルになって笑える。一定期間で街や人物の設定が変わっていくという世界観は面白い。

29. Total Recall (1990) [トータル・リコール]
IMDB: 7.3 | Rotten Tomatoes: 7.1 | 平均: 7.2

 ラストを判然とさせずにすればむしろSFホラーとか。

25. Gattaca (1997) [ガタカ]
IMDB: 7.7 | Rotten Tomatoes: 6.9 | 平均: 7.3

 覚えてない……。ビジュアルが幻想的できれいだったような。

23. V for Vendetta (2005) [Vフォー・ヴェンデッタ]
IMDB: 8.2 | Rotten Tomatoes: 6.8 | 平均: 7.5

 「1984」オマージュ。ラスト、プロレ階級?というか民衆が立ち上がるところはウィンストンの希望を叶えたという感じか。現代に例えて企業対労働者だとしたら儚すぎる。

22. Planet of the Apes (1968) [猿の惑星]
IMDB: 7.9 | Rotten Tomatoes: 7.1 | 平均: 7.5

 幼少のころに一度観てものすごく怖かった思い出が。特に仲間が脳手術を受けたとことか。

21. La Cite des Enfant Perdus (1995) [ロスト・チルドレン]
IMDB: 7.8 | Rotten Tomatoes: 7.2 | 平均: 7.5

 ドイツかなと思ってたらフランスだった……。かなりしっかりした世界観のSFファンタジー。街の閉塞感とか変な機械とか良い。

20. Akira (1988)
IMDB: 7.8 | Rotten Tomatoes: 7.2 | 平均: 7.5

 カネダー!テツオー!せりふと画がすごい。やはりサイバーパンクの舞台は日本か香港あたりですな。

19. RoboCop (1987) [ロボコップ]
IMDB: 7.4 | Rotten Tomatoes: 7.6 | 平均: 7.5

 小学生くらいか、ずいぶん昔に観たっきりあんまり覚えてない。

17. Ghost in the Shell 攻殻機動隊 (1995)
IMDB: 7.8 | Rotten Tomatoes: 7.3 | 平均: 7.55

 とりあえず今のところ日本のサイバーパンク最高峰ですかね。原作のがキャラが好きだけど。

16. Pleasantville (1998) [カラーオブハート]
IMDB: 7.5 | Rotten Tomatoes: 7.6 | 平均: 7.55

 初めてディストピアだということをしりました。まあ確かに。

14. Twelve Monkeys (1995) [12 モンキーズ]
IMDB: 8.0 | Rotten Tomatoes: 7.2 | 平均: 7.6

 スリリングでよいのだけど、その分流れていってしまうというか。タイムトラベル/ループ。

9. Minority Report (2002) [マイノリティ・リポート]
IMDB: 7.7 | Rotten Tomatoes: 8.0 | 平均: 7.85

 結末、というか後半を良く覚えていないのでwebで検索してみたら詳細に原作とのストーリーを比較したサイトを発見。結末まで読む。そうか、そういやなんか局長がアガサの母親を殺して〜みたいなのでしたね。管理社会において誰がどう管理するかというところを法執行部分で組み立たって感じですか。原作においては「予知の内容」というアイテムが鍵になり、それを登場人物が手に入れる事で時間軸の並列化というか、まあ平行宇宙とパラドックスの話になると。

8. Mad Max 2: The Road Warrior (1981) [マッドマックス2]
IMDB: 7.5 | Rotten Tomatoes: 8.3 | 平均: 7.9

 流し観だからほぼ観てないに等しい。

7. The Matrix (1999) [マトリックス]
IMDB: 8.6 | Rotten Tomatoes: 7.4 | 平均: 8.0

 20世紀最後の映像革命「バレットタイム」と秘伝のワイヤーアクションの組み合わせはすごいですね。例の赤いのと青いのは緊張感がでて良い。一作目が超絶サイバーパンクであるのに対し、ザイオン以降スペースオペラ的な比重が高まるのはいかんともしがたい。とにかく続編が続くと糞になるという黄金則通りというのがアレですね。

5. Blade Runner (1982) [ブレードランナー]
IMDB: 8.3 | Rotten Tomatoes: 8.2 | 平均: 8.25

 これも、スキャナーダークリー同様、ディックにおいては内面の変化重視で、世界は変わらない系ですね。原作題の「アンドロイドは電気羊の夢を見るのか」という主題は…。

3. Brazil (1985) [未来世紀ブラジル]
IMDB: 8.0 | Rotten Tomatoes: 8.5 | 平均: 8.25

 「1984」オマージュの大御所ですね。ちょっとコミカルというか、抑圧に対する相当のアイロニーがそうさせているのかしら。あの管理社会の成立過程が気になるところですが、やはり共産圏を意識したものなのでしょうかね。

2. A Clockwork Orange (1971) [時計仕掛けのオレンジ]
IMDB: 8.5 | Rotten Tomatoes: 8.3 | 平均: 8.4

 映画をさらっとしか観てなくて、原作のイメージが強烈なんですが、それでも更生施設での最終実験のシーンはすごい。