『ポップアート』読み始め。

(出)洋販出版 (1993/04)
(著)ルーシー・R. リパード(Lucy R. Lippard), (訳)関根 秀一, 吉岡 昌紀, 堀 邦維, 越智 博美
ISBN:4896841050

 一昨日ジャスパー・ジョーンズ展の図版を買った影響と、近々ポップ・アート展に行くのとで、今までちまちまと拾い読みしてたがちゃんと読み始める。
 ポップアート史的な読み物。19世紀終盤〜20世紀初期にみられる技法的な兆しや影響から入り、フェルナン・レジェ、マルセル・デュシャンらの影響なんかも語っている。ポップ・アートが作品として生み出されたのは1920年代辺りのイギリスかららしい。同時期にイギリスとアメリカでそれぞれのアーティストがそれと知らず、同じような表現方法にいたったと。その後、機が熟し世に広まったのが60年代。
 とりあえず、固有名詞が多すぎるので困る。ってことで、覚えておこう的な固有名を。
・ローレンス・アロウェイ
IG(Indipendent Group)のメンバー。批評家。IGの公開講座にて人間のイメージ(美術とマスメディアのイメージの混融)とSF小説の講座を開いた。
・リチャード・ハミルトン
イギリスのアーティスト。ポップ・アートの先駆的作品「一体なにが今日の家庭をこれほどまでに変化させ、魅力的にしているか」を作製(1956年、「これが明日だ(This is tomorrow)」展に出品)。Beatlesの「White Album」のジャケも手がけたらしい。
・トム・ウェセルマン
(1931〜2004)アメリカのポップ・アーティスト《グレート・アメリカン・ヌード》シリーズ(1961〜)が有名。マティス的な裸婦とモディリアーニ的な曲線。
・ジェームズ・ローゼンクイストJames Rosenquist
(1933〜)