ラッキー・ナンバー7

 原題「Lucky Number Slevin」
 ってか、なぜ「ラッキー・ナンバー7」なのか良くわからない。原題でいいじゃないかと。程々におもしろい。フラッシュ・バックが説明的で何というか初心者向けサスペンスみたいな雰囲気。
 どうにもこの主人公(ジョシュ・ハートネット)やばい状況で落ち着いてるな〜と思っていたらなるほどそりゃ冷静だわと。話の構成が上手いので違和感無くこういう性格なのだろうと。友人と間違われてやばいとこに連れて行かれても「まあ俺本人じゃないし(笑)」みたいな。
 しかし、殺し屋(ブルース・ウィリス)がなぜ主人公を殺さなかったのかってところがいまいち良くわからない。ありていに「情に絆された」という解釈でいいのだろうか?だとすると少し浅いような。あるいはなにかアレゴリーやイコノグラフィー的なものがどこかに埋め込まれていたのか。
 機会があったらまた観てみよう。