『黒猫白猫』を観た。
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2004/09/17
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対比
タイトルからはまず、二項対立的なものを感じた。しかし同時にそこはかとなく結びつきのようなもの、友情という感じも匂った。
どうしようもないダメ親父がいるからこそ、しっかりした息子が際立つのだろう。切実な苦しみが根底にあるから、ちょっとした無意味な挿入が滑稽さを感じさせるのだろう。主人公の少年ザーレが意中の娘に川遊びでからかわれるところなど、甘酸っぱい緊張を醸すプロットであるが、そこへ子供が爺さんの禿頭を狙って悪戯を仕掛けるシーンを挿入するセンスは舌筆に尽しがたし!ザーレと子供の緊張感の重ね合わせや、あるいは悪戯を仕掛ける側の娘と子供の心理の共通点を感じさせる。
友情
各世代の友情や結びつきと言う点も面白い。