ブリジストン美術館-2/24

ブリヂストン美術館へ行って来た。
 強風+花粉という最強コンボだったので、大きめメガネ(度無し)+マスクというフル装備で出かけたらやはり道行く人の視線が若干痛かった。

常設展示

 しょっぱなからロダンの『考える人』の手のでかさに驚かされる。案外手がでけえ。つらつらと眺めて印象に残ったものを箇条書き。
・『ヴィル・ダヴレー』カミーユ・コロー
森の小道に牛がおり先の方には誰か立っている。更に見上げればほんのり霞んだ向こうの山の緑が見える、うららかというよりは初夏の雰囲気が漂う爽快な絵。とても気に入った。多分昔夏に旅した際の山の小道とちょっと似てるから特別感情を揺さぶられたのだと思う。
・『若い農夫』モディリアーニ
この人の描く肖像の造形はとても奇妙なのにどうしてこうしっくりくるんですかね。
・『画室の裸婦』アンリ・マティス
濃厚。
・『プロムナード』ゲオルゲ・グロッス
観に行く前に彼女さんが「一押し」と言っていた作品。左下隅の犬がかわいい。

コレクションの新地平―20世紀美術の息吹

主に抽象絵画、版画。いまだによく観かたがわからないのに一人で観に行ってしまったが、周りにいる二人以上の人たちの会話をぬs 参考にいろいろ考えながら観れて面白かった。
・『島』パウル・クレー
砂を混ぜた石膏の上に点々と絵の具を置いていて、ああ、なんか島っぽい。
・『抽象的コンポジション』フェルナン・レジェ
おお、人だ。いやはや、線と色使いでこう見えるってすごい。
・『作品』ピエール・スーラージュ
なんか「断絶の連続」という感じ。
・『何が起きたのか?』ピエール・アレシンスキー
いや、ドバっと赤い何かと化け物じみた何かがいるんですが、何が起きたんですかこれ。
・『リルケ「マルテの手記」より 一行の詩のために…』ベン・シャーン
タイトルが実にしっくりする作品群。『Ⅰあまたの都市を』と『Ⅶまだ知らぬ国々の道を』が好きだ。
他にもポロックやらデュビュッフェやら白髪やらがありましたー。が、後半若干疲れてきまして、さらさらと辿ってヴィル・ダヴレー』を何回かちらちら観に行きつつ進むと言う感じで。

ブックカバー

この企画展のブックカバーが売店レジの処で「ご自由に」と待っていたので帰りに頂戴してきました。