『カフカ短篇集』メモ

今適当に読んでいるのだが、思った事。

カフカ作品に出てくる登場人物のなかで遠景に描かれる子供っぽい道化のような人物達。『城』における助手達や『流刑地』の囚人、『田舎医者』では患者の家族辺りか。
割りと深刻な近景の後ろで彼らがとても滑稽な動きをしている。アイロニカル。すごい好きだ。
確かベンヤミンの方にも書かれていたかな。p16〜17辺りで言及。「環の外へ抜け落ちた存在」と言われてる人々。彼らには救いの希望が有るのかもしれないとかなんとか。滑稽なゆえにというか、外れているからこそ滑稽にみえるのか。