押しなべてめんどくさい。――090616

書籍

  • 『怠ける権利』読了。
    • 後ほどまとめる。……といっていつもやらない。
  • 『少女地獄』
    • 臼杵医師が白鷹医師へ宛てた手紙という形。臼杵医師の下へ看護士として舞い込んだ姫草ユリ子という謎の女性と、彼女が引起した事件について。

白鷹秀麿(しらたかひでまろ)兄 足下

臼杵利平

小生は先般、丸の内倶楽部(くらぶ)の庚戌会(こうぼくかい)で、短時間拝眉(はいび)の栄を得ましたもので、貴兄と御同様に九州帝国大学、耳鼻科出身の後輩であります。

夢野久作 少女地獄
    • 嘘を上塗りしてゆくしかないユリ子の心理に痛いほど共感する。

音楽

  • 仕事帰りにシャッフルかけたら"Another one bites the dust"がきたのでその後ひとしきりQueen祭り。"Another one bites the dust"はテクノチックな緊張感がたまらない。ベースリフも好き。
    • その他、やはりミュージカル的な歌の掛け合いとか。
  • 今そんなに吐き出したい感情があるとか、世間に言い放ちたいことがあるとか、そういうのが全然ない。なのでバンドで曲とか作れとかいわれても少し困る。こういうときに作り続けると技術向上が望めるとかいう面があるだろうが、それとこれとは別というか。
  • ってことで、Gtさんの作った新しい曲を覚えるのがめんどくさい。というか、まあ普通の聴ける曲でやろうとしていることもわかるが、だけども、別段芸術的に新しい何かがあるわけでもなく、かといってこれに共感して演奏することができるかといったらそうでもなく、そしたら何のためにやるんだっていう。お気に入りの曲をコピーする以上のものは何がないような感じしかない。
    • これがエモーショナルな曲であるならストレス解消のスポーツ的な消化ができるけど、ざんねんが。
      • まあしかしとりあえず取り掛かればなんかやりたくなってくるような気分にはなるだろう。
  • むしろ今長い物語を吐き出したいような気分。
    • ならばそのなかから適当に切り出してくればいいとか思うけどそううまくいかない。

映画

  • ハウルの動く城』を観た。
    • 前半部分割とキムタク臭くないと思ってたら、徐々に完全キムタク状態になってて面白かった。
    • 18歳の倍賞千恵子は、日本的にちと無理があるかなと思ったけど、外人だしまあいいかなと。
    • 自由奔放だが実は一人みんなの平和を守るため軍隊と戦っているキムタクが荒地の魔女に心臓を狙われながら、ソフィーと出会い、守るべきものと帰るべきところを得、決心を固めてがんばったらサリマン先生を心変わりさせて戦争終結、魔王にもならず愛は成就しめでたしめでたし。というお話。
    • ソフィーの外見変化とキムタクへの気持ちの表し方なんかが面白かった。
    • カルシファー万歳。