写実主義(英:Realism、仏:Réalisme)

写実主義(英:Realism;リアリズム、仏:Réalisme;レアリスム)

写実主義(しゃじつしゅぎ)、あるいは現実主義は、現実を空想によらず、ありのままに捉えようとする美術上、文学上の主張のこと。
・19世紀フランスではロマン主義の風潮に対抗し、ギュスターヴ・クールベ写実主義を主張した(レアリスム宣言)
文学史上のリアリズムとしてはフランスのギュスターヴ・フローベールが知られる

・美術
 美術史的には、19世紀半ばフランスでのロマン主義に対する反動としての宣言というところだろうか。技法においては、

ルネサンス以降の美術は現実をそのまま表現することを目指してきたため、広義の写実主義と呼ぶことができる〜、西洋美術の伝統となり、権威付けられ〜、芸術アカデミー主体のエコール・デ・ボザールの写実主義は、象徴主義印象派から批判された。

のように、かなり広くなると思われる。

美術作品の特徴をいうときにつかわれる「写実主義的」という言葉は、「美しい」ものを「醜く」えがくことを意味しているにすぎない場合が多い。

・主な代表作家

・ギュスターヴ・クールベ (Gustave Courbet 1819年6月10日 - 1877年12月31日)
・オノレ・ドーミエ(Honoré-Victorin Daumier, 1808年2月26日 - 1879年2月10日)
・ジャン=フランソワ・ミレー(Jean-François Millet, 1814年10月4日 - 1875年1月20日


・文学
 美術のほかで良く聴くのは文学。

・近代日本では坪内逍遥が『小説神髄』で戯作や勧善懲悪を否定し、写実主義を主張した

というのがやはり有名だろう。そして坪内逍遥の「当世書生気質」が早く読みたい。