気は急くばかり。

どこかへ向かっているようで、郊外の住宅街にある駅から電車に乗った。同行者がいるかは定かではないが、多分いたような気がする。恐らくは女の子で理想的に厳しい性格の優しい子だろう。
目的地と目標はわかっているらしく、何かしら気が焦っている。途中なにか事件があったようだ。
いつの間にか未来的にモダンな繁華街に迫ると、線路上に溢れた人混みにより電車が微速になり焦りが増す。路面電車になっているらしい。降りたり乗ったりしながら気を揉む。
ついに目的地に近付いたとき、そこはジェットコースターと立体駐車場の間の子みたいな巨大なビルで、急なスロープを電車が登ってゆくが、僕は何か他の重要な事で手間をとられ降車をよぎなくされており、電車を追いかけてスロープを登る。頂上につくが電車の姿はなく、そこから下る道だけが見え、僕は必死にその道を下るが、その先はスロープの根本でビルの脇にある道に繋がっているだけだとわかり、また同時に電車と目的地はそれとは別の方法により地下にあるということも感じている。
ビルの脇の道を裏側まで進むと、その先は工事中で警備のおじさんが道を塞いでいる。僕は必死にそこを通して欲しいと懇願し、あるいはかわりに地下への行き方を教えてくれるよう説得しているが、おじさんは断固拒否する。彼が地下への行き方を知っているかどうかは定かではない。